足関節の変形関節症で固定術を受けた時のレポ
こんにちは。
こちらの記事では、足関節の変形関節症で固定術という手術を受けた時の様子(痛みや辛かったこと)を記述します。
※足関節=足首です。
変形関節症で検索をすると、ひざ関節や股関節などはよくヒットするのですが、足関節については手術を受けた人のブログがほとんど無く、自分自身、このようなことが書いてあるブログがあったら良いのに…と思った事を書いていきたいと思います。今後手術される方は、是非参考になさって下さい。
はじめに
変形関節症とは
変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)とは、関節が変形することによって起こる病気である。加齢や膝の使いすぎで関節が痛むと理解されている。発症する代表的な関節は、膝関節、股関節、足関節などで、体重負荷のかかる関節に多く発生する。肩関節、肘関節、手関節、手指関節、脊椎椎間関節にも発症し、痛みが生じる 。
治療法・手術方法
治療法 :薬物療法・運動療法等
手術方法:人工関節置換術・固定術等
歩けるようになるまで(固定術)
3ヶ月くらい
入院期間(固定術)
基本は約3週間です。術後のリハビリの状態などで伸びる事もあります。
固定術 レポ
手術1週間前
CTを撮るために病院へ行きました。造影剤は使用しません。
手術前日
入院。
MRI撮影と採血をしました。
手術当日
手術前
7:00 朝食 以降 絶食
11:30 以降 絶飲
12:00 手術着に着替え、点滴開始
14:30 ストレッチャーで手術室入室 ※歩いて行ける人は歩いていくそうです。
手術室入室後
心電図・血圧計・酸素量を測る器械を装着。
その後、硬膜外麻酔打ちます。
横向きに寝て背中を丸め、まず局所麻酔を打ちます。少し痛いです。
続けて硬膜外麻酔を打ちました。こちらは少し違和感がありましたが痛くはなかったです。
酸素マスクをし、全身麻酔の薬を点滴から入れます。
冷たいな…と思っているうちに眠りに落ちました。
手術後
目が覚めた瞬間からとにかく痛い!!!!!!!
手術は何度か経験してますが、手術後すぐにこんなに痛かった事は初めてでした。すぐに、痛み止めの座薬と、点滴から薬を入れてくれました。
そして、体の震えが止まらない。ガタガタガタと、自分でも引くくらいダイナミックに震えていました。看護師さんに、「寒いよね、寒いよね」と言われましたが、私自身は寒さは感じておりませんでした。痛みの方が強かったのかもしれません。
部屋に戻ってからは吐き気がありました。喋ると気持ちが悪い。痛い時に押してね、という硬膜外麻酔のボタンがあり、ボタンを押すと背中のチューブから薬が入ります。しかし、それを押すたび具合が悪くなっていたので、看護師さんが医師と相談して薬を流すのを中止しました。
この日は痛みと吐き気の闘いでした。手術を受けた事を若干後悔するほど辛かったです。
手術した足は、シーネで固定されていました。(ギプスを二つに割ったようなもの。足裏からふくらはぎまでシーネに乗せ、包帯で固定していました。)
術後1日目
まだまだ痛みは引きません。吐き気もあり、かなりげっそりしていました。
ご飯はこの日の朝食からようやく食べることができました。
※本当は昨日の夜から食べることができましたが、それどころではありませんでした。
痛み止めの注射と飲み薬で耐えました。
背中の硬膜外麻酔のチューブを抜きました。少し痛かったです。
傷口の消毒をした時に驚いたのですが、4箇所ある傷口のうち2箇所は糸で、もう2箇所はホチキスで止めてありました。見た目のインパクトがすごいので、うっかりインスタに上げるところでした。(インスタやっていませんが)
腸骨(腰骨)を削って、足関節の骨と骨の間に入れるのに使ったそうで、(きちんと手術説明を聞いていないのであやふやです) 、片方の腰骨のところもホチキスで止められていました。こちらの傷は、ほぼ痛みを感じませんでした。ただし、傷の方を下にして横向きになると痛かったです。
かなり弱っていたのに、なんと手術翌日からリハビリが開始されました。虚ろな目をしていたら、この日は足のマッサージだけで済みました。リハビリは退院まで毎日休みなく、午前1時間、午後1時間行いました。
術後2日目
まだ痛いです。ただ、昨日よりは多少マシになりました。
夜寝る時に横向きになると傷が圧迫されて痛く、寝返りが思うようにうてず辛かったです。
術後3日目
痛みがやわらぎました。吐き気も良くなったので調子に乗ってお菓子を食べたら、夜中にめちゃくちゃ具合が悪くなりました。
足に刺さっていた血抜き用の管を抜きました。痛かったです。
術後4日目
痛みが無くなりました!
(横を向くと傷口が圧迫されて痛いのはしばらく続きました。)
術後1週間
抜糸と抜鈎(ホチキスの針を抜く)をしました。
抜糸は痛くなかったですが、抜鈎は場所によっては激痛で、「ちょっ、ちょま(待ってと言いたいが一瞬で抜かれる)…!!」となりました。
PTB装具を作るための採寸をしました。
PTB装具を履くことによって、膝で体重を支えての歩行が可能になります。
その後、シーネからギプスになりました。
退院前日
ギプスを外し、できあがったPTB装具を着けました。採寸したはずなのに、足首の辺りが全然合ってなくて、擦れて傷口から出血しました。その後調節してもらって、なんとか履けるようになりました。しかし、装具の中で足がずり落ちてしまい、膝で体重を支えることができないので、装具をした足は支えとして添えるだけで、体重はもう一方の足と松葉杖で支えて歩く事になりました。
※私は持病がある関係でこの状態で歩くことになりましたが、普通の方は合うまで調節してくれると思います。
入院から大体3週間後
松葉杖で退院しました。
まとめ
手術当日は辛くて、手術したことを後悔しました。でも数日経てば嘘のように痛くなくなるので安心して下さい!
まだリハビリ途中で体重をかける段階までいっていません。歩けるようになったらまたご報告したいと思います。
退院後のちょっとした苦労をまとめました
術後のリハビリについてです
術後1年以上経過しての様子です
〇皮膚(筋肉)移植の手術レポです